×

ニュース

広島市長や知事も要請 首相と懇談 オバマ氏27日広島訪問

 広島県の湯崎英彦知事、広島市の松井一実市長、広島商工会議所の深山英樹会頭は24日、そろって首相官邸を訪ね、安倍晋三首相と懇談した。オバマ米大統領の広島訪問実現に対する謝意を伝え、被爆者との面会を米側に働き掛けるよう要請したという。

 懇談は非公開。湯崎知事たちは18日に外務省を訪れ、同様の要請をしたことを報告し、あらためて協力を求めた。終了後、松井市長は取材に対し「被爆者の気持ちを分かってもらうため、大統領と話をできるようセットしてほしい」と述べ、湯崎知事も「地元の思いは理解されている、と受け止めている」と期待した。

 県、市、商議所は2014年8月に官民の協議会を設け、主要国首脳会議(サミット)の誘致に取り組んだ経緯がある。松井市長は「サミットに先立つ外相会合が広島市に決まり、オバマ氏の個別の訪問につながった。いい方向に動いたと思う」と話した。

(2016年5月25日朝刊掲載)

年別アーカイブ