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「核なき世界を」オバマ氏に手紙 ノートルダム清心高生 27日広島訪問

 現職の米国大統領として初めて広島市を訪問するオバマ大統領に宛て、ノートルダム清心高(広島市西区)の1年生約180人が手紙を書いた。核兵器廃絶への願いを込め、文案を練った。

 23、24の両日に書き上げた。広島訪問の経緯や被爆者の心情を伝える新聞記事を囲み、7人前後のグループごとに手紙をしたためた。「日本と米国で手を取り合おう」「平和学習を重ねた広島の子どもと、共に平和を叫ぼう」…。手紙の英訳にも挑戦した。

 角谷綾夏さん(15)はオバマ氏のプラハ演説(2009年)に触れ「広島でも、ぜひ一言残してほしい。核兵器のない世界への大きな前進になる」と期待を込めた。

 「戦争を巡る憎しみの連鎖を断ち、世界平和を目指す方法を、オバマ氏が広島を去った後も生徒と話し合いたい」と上垣内(かみがいち)智子講師(42)。手紙の内容は同校のホームページで発信する。(奥田美奈子)

(2016年5月25日朝刊掲載)

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