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27日立ち入り規制 平和公園など オバマ氏広島訪問

 広島市は24日、オバマ米大統領が訪れる27日の平和記念公園や内外の市施設の規制方針を発表した。平和記念公園は当日正午から訪問終了まで関係者以外の立ち入りを禁止する。広島県警は、当日午後から公園周辺を含む市中心部の100カ所以上で検問をすると明らかにした。

 市によると、公園で規制するのは、原爆資料館付近から原爆の子の像を含むデルタ地帯。午後3時からは、原爆ドーム周辺や北側の旧市民球場跡地の周辺まで広げる。

 原爆資料館と国立広島原爆死没者追悼平和祈念館は正午で閉館。広島国際会議場は一部の関係者を除き終日、立ち入りを禁じる。公園北側の市こども文化科学館と市こども図書館は午後2時半で閉館。市青少年センターは開館しており、午後3時以降、北側の通路からのみ入れる。

 県警によると、検問は公園周辺の広いエリアで行う。オバマ氏が公園を訪れる数時間前からを予定。オバマ氏は旧広島西飛行場跡地(西区)の広島ヘリポートから陸路で公園に向かうとみられ、県警はこのルートでも一時、交通規制を行う。サミット対策課は「大渋滞が発生する恐れがある」として、車の乗り入れ自粛を呼び掛けている。

 市消防局は24日、通常勤務に約180人を増員して当日の警戒に当たる方針を示した。平和記念公園や広島ヘリポートに配置する。(和多正憲、門戸隆彦)

(2016年5月25日朝刊掲載)

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