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「オバマ氏に碑文の意味伝えたい」 広島市長が意向 オバマ氏27日広島訪問

 広島市の松井一実市長は25日の記者会見で、27日に平和記念公園(中区)を訪れるオバマ米大統領を案内する機会があれば、原爆慰霊碑の碑文の意味を説明したい意向を示した。

 松井市長は「地元市長として、案内する役をさせていただけるのではないか」との見通しを説明。その上で、碑文に関し「この前に立った人間は、二度とこのような過ちを繰り返しませんということを言っていただく設定になっている、と伝えたい」と語った。

 また、「被爆者の思いを受け止めてメッセージを発してほしい」と述べ、オバマ氏と被爆者との対話の機会が設けられるよう、あらためて期待感を表明した。退役軍人団体の元米兵捕虜が訪れるという報道については「悲惨な戦争体験をした。事情の違いはあるが、被爆体験をした広島の方々と相通じるものがある」と訪問に理解を示した。(水川恭輔)

(2016年5月26日朝刊掲載)

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