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核兵器廃絶へ6団体が集会 180人参加 広島市中区

 二つの県被団協や県生協連合会など平和活動に取り組む6団体が26日、広島市中区の広島国際会議場で核兵器廃絶を目指す集会を開いた。オバマ米大統領の広島訪問を控え、「核兵器のない世界の実現へ、力強いメッセージが発信されるよう期待する」とのアピールを採択した。

 約180人が参加。広島平和文化センターの小溝泰義理事長が「核兵器を取り巻く世界情勢」と題して講演し、廃絶に向けて市民が声を上げ続ける重要性を説いた。

 続いて参加者は10班に分かれ、県被団協(坪井直理事長)の箕牧(みまき)智之副理事長(74)たち被爆者から、あの日の記憶や戦後の苦難、平和を願う気持ちなどを聞いた。「実態が忘れられることがあってはならない」などと意見を出し合っていた。

 集会は2011年から毎年この時期に開き、6回目。(長久豪佑、森戸新士)

(2016年5月27日朝刊掲載)

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