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上関原発埋め立て 免許延長の不許可 山口県に申し入れ 住民団体

 中国電力が山口県上関町で進める上関原発建設計画に反対する「上関原発を建てさせない山口県民連絡会」は26日、同社が申請した公有水面埋め立て免許の延長を認めないよう、県にあらためて申し入れた。

 広島市西区出身で児童文学作家の那須正幹共同代表(73)=防府市=たち約20人が県庁を訪れ、商工労働部の末永睦理事に村岡嗣政知事宛ての申し入れ書を手渡した。

 申し入れ書では、延長申請の不許可を要求。中電が2012年10月に申請後、県側がこれまで7回にわたって中電に質問した内容とその回答を県民に公開するよう求めている。

 末永理事は「法律上の要件である正当な事由の有無の判断ができるまで審査を続ける。審査中のため内容は公表できない」などと従来通りの見解を示した。

 県の7回目の質問への中電の回答期限は6月22日。連絡会は、村岡知事へ直接申し入れる場を設けることも求めた。

(2016年5月27日朝刊掲載)

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