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韓国の被爆者ら謝罪求める書簡 伝達はできず オバマ氏広島訪問

 韓国の被爆者たち6人が27日、平和記念公園を訪れた。原爆投下の謝罪や賠償を求めるため用意したオバマ氏宛ての書簡は伝達できなかったが、演説で韓国人被爆者に触れた点は一定の評価をした。

 韓国原爆被害者協会陜川(ハプチョン)支部の沈鎮泰(シム・ジンテ)支部長(73)たち。午前中、韓国人原爆犠牲者慰霊碑に献花した後、「米国が核兵器使用と被害の責任を認め、調査し、謝罪、賠償することを求める」などと記した書簡を読み上げた。

 この日夜、会見した沈支部長は「大統領の言葉に謝罪がなく満足とはいえないが、韓国人被爆者に触れたことには感謝したい」と述べた。書簡はオバマ氏に送付するという。

(2016年5月28日朝刊掲載)

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