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国内外から600人 メディアが殺到 オバマ氏広島訪問

 平和記念公園には27日、国内外からメディア関係者が殺到した。欧米やアジアの17カ国約600人が、生中継などで「歴史的な一日」を発信した。

 米国からは、ワシントン・ポスト紙やCNNテレビなど約100人が広島入り。CBSテレビは「オバマ大統領は、広島で歴史を刻んだ」と報道。ウエイジャ・ジャン特派員(32)は「この地で核軍縮の姿勢を示したことはとても重要だ。謝罪を求めないという被爆者たちは米国で感動を呼ぶだろう」と強調した。

 フランスのフィガロ紙に出稿したレジス・アルノー記者(44)は「オバマ氏のスピーチは、グローバルな視野に立っていた。被爆者を抱きしめた瞬間は素晴らしかった」と振り返った。

 一方、中国の大手紙北京日報の童沛・東京支局長(29)は「オバマ氏に倣い、日本も過去の過ちと向き合う勇気を持つべきではないか」と指摘した。

(2016年5月28日朝刊掲載)

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