×

ニュース

清水事務局長 退任を決める 広島県被団協

 広島県被団協(坪井直理事長)は29日、広島市中区で本年度の総会を開き、任期を満了した清水弘士事務局長=東区=の退任を決めた。後任は決まっておらず、坪井理事長たちが人選を急ぐ。

 総会には、各地の被爆者団体の代表たち約70人が出席。2014年5月から1期2年務めた清水氏の退任を事務局が報告し、了承された。事務局長は当面空席とする。

 また、本年度の活動方針を確認。日本被団協の提唱で4月に始めた、核兵器を禁止、廃絶する条約の締結を求める国際署名を推進する。会員の高齢化などを背景に財政状況が年々悪化しているとし、寄付金の依頼先拡大や会費の値上げ、2世部会からの会費徴収といった対策を1年かけて検討する。

 総会終了後、27日に県被団協結成60年となった記念の集いを同じ会場で開いた。

(2016年5月30日朝刊掲載)

年別アーカイブ