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「経済人会議」へ初会合 広島県 米大院教授に講演依頼

 広島県は30日、広島市中区で10月に開く国際会議「国際平和のための世界経済人会議」の実行委員会(会長・湯崎英彦知事)の初会合を県庁で開いた。マーケティング論の第一人者で、米ノースウエスタン大ケロッグ経営大学院教授のフィリップ・コトラー氏に基調講演を依頼する方針を決めた。

 会合には、地元経済界の委員たち5人が出席。10月の会議のテーマを「国際平和実現に向けた経済界およびマーケティングの役割」とすると確認した。

 会議は2013年に続く2回目。10月14、15の両日、中区のリーガロイヤルホテル広島を会場に、国内外の経済人たちがビジネスと平和の関係を議論する。開催費5千万円の全額を国の地方創生交付金で賄う。プログラムの詳細は今後、詰める。

 初会合後、湯崎知事は「平和構築は国や非政府組織(NGO)だけの仕事ではない。企業もビジネスを通じて関わりうるという認識を共有する場にしたい」と話した。(明知隼二)

(2016年5月31日朝刊掲載)

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