映画「アオギリ」 米で初上映 有志「実情伝える好機」
16年5月31日
平和記念公園(広島市中区)にある被爆アオギリの下で、被爆体験の証言を続けた故沼田鈴子さんをモデルにした映画「アオギリにたくして」が6月1日から、米国で上映される。オバマ大統領の広島訪問後で関心が高まっており、関係者は「多くの人に見てもらいたい」と張り切っている。
映画を製作したプロデューサー中村里美さん(52)=東京都町田市=たち有志が米国のボランティア組織に協力を呼び掛けて実現した。米国での上映は初めてで、ボストンなど4都市の学校や教会で上映する。中村さんたちも11日まで渡米し、他都市での上映の可能性も探る。
中村さんは「大統領の広島訪問の後で関心が高まっている。若い世代を中心に被爆の実情を知ってもらいたい」と意気込んでいる。
映画は2013年製作。原爆で片足を失った女性がアオギリの姿に勇気づけられ、語り部として生きていく軌跡を描いた。俳優の原日出子さんや風見しんごさんたちが出演し、広島市の松井一実市長も特別出演している。(清水大慈)
(2016年5月31日朝刊掲載)
映画を製作したプロデューサー中村里美さん(52)=東京都町田市=たち有志が米国のボランティア組織に協力を呼び掛けて実現した。米国での上映は初めてで、ボストンなど4都市の学校や教会で上映する。中村さんたちも11日まで渡米し、他都市での上映の可能性も探る。
中村さんは「大統領の広島訪問の後で関心が高まっている。若い世代を中心に被爆の実情を知ってもらいたい」と意気込んでいる。
映画は2013年製作。原爆で片足を失った女性がアオギリの姿に勇気づけられ、語り部として生きていく軌跡を描いた。俳優の原日出子さんや風見しんごさんたちが出演し、広島市の松井一実市長も特別出演している。(清水大慈)
(2016年5月31日朝刊掲載)