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核廃絶 ウィーンで訴え 平和市長会議 ポスター展計画

 2020年の核兵器廃絶を目指す平和市長会議は、30日から5月11日までオーストリア・ウィーンである核拡散防止条約(NPT)再検討会議の第1回準備委員会に合わせ、現地で原爆ポスター展を開く。世界各国から集まる会議出席者に核兵器廃絶を訴える。

 ポスターは全18枚。ドイツ語と英語の2種類を用意する。原爆投下直後の広島や長崎の写真、被爆者が描いた絵などをあしらい、原爆の脅威や復興の歩み、平和市長会議の活動などを伝える。

 会場は、ウィーン市庁舎とNPT再検討会議の会場となるウィーン国際センタービルを予定。開会式には、平和市長会議会長を務める広島市の松井一実市長が出席する見通しだ。

 ポスター展の開催は11年11月、スペインであった平和市長会議理事会で決めた。日本語版も作製中で、同会議の加盟5千都市突破を記念し、8月に各加盟都市で開く。(田中美千子)

(2012年4月3日朝刊掲載)

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