×

ニュース

G7首脳へ復興漫画 広島市と中国放送が贈る

 広島市と中国放送(中区)は、三重県であった主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)に参加した先進7カ国(G7)の首脳に「まんがで語りつぐ 広島の復興」の英語版「Hiroshima’s Revival」を贈った。復興に立ち上がった先人の奮闘を紹介する同書の英語版は3月に刊行された。

 外務省を通じて26日、G7首脳に加え、サミットに合わせて開かれた拡大会合に参加したベトナムやラオスなど7カ国の首脳と国連の潘基文(バンキムン)事務総長たちに贈呈した。

 焦土の街で水道や電気の復旧に尽した技術者や、物資不足の中で市民生活を支えた小売業の創業者たち、復興に尽力した人々の姿を描く。中国放送の企画で昨夏、日本語版を発行。広島市で4月にあった外相会合や伊勢志摩サミットを前に英語版を出版した。

 中国放送広報部は「世界の指導者に広島への理解を深めてもらいたい」としている。英語版はA5判、255ページ。1080円。(久保友美恵)

(2016年5月31日朝刊掲載)

年別アーカイブ