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福島で桜100本植樹へ 広島県北のNPO 来月、被災者と交流 

 三次、庄原両市を中心に活動するNPO法人「さとやま交流館」のメンバーたち約30人が6月18、19の両日、東日本大震災の被災地福島県を訪ね、桜の苗木を植樹する。被災地訪問26回目の今回は、震災後から交流を続けるいわき市と楢葉町を回る。

 交流館が購入したり、寄付で集めたりした高さ2メートル前後のソメイヨシノ約100本をバスで運ぶ。18日は、楢葉町総合グラウンドの敷地の一角に苗木を植える計画だ。

 19日は、いわき市の住民グループ「ふるさといわきの新川をきれいにする会」のメンバーと、新川の土手の草を刈り、カンナやヒマワリの苗を植える。  双方のメンバーが土手に植えたヒマワリから取れた種が昨春、交流館に届くなど交流が続いている。

 交流館の柳生寿憲(としのり)理事長は「顔と顔を合わせ、息の長い交流を続けることで被災者を元気づけたい」と話す。

 福島訪問の参加者を募っている。交流館Tel0824(82)7171。(野平慧一)

(2016年5月31日朝刊掲載)

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