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国連合唱団 広島で歌声 設立65周年 来月初公演

 米ニューヨークの国連本部職員でつくる国連合唱団が5月20日、広島市での初公演に臨む。歌手加藤登紀子さんたちプロの音楽家が共演する。広島に続いて長崎と沖縄を巡り、戦争犠牲者の冥福を祈って歌声を届ける。

 広島公演は同日午後5時から、中区の市文化交流会館である。25カ国・地域出身の男女職員35人が思い思いの民族衣装を身にまとい、「アメイジング・グレイス」や世界の民謡など約10曲を披露する。

 加藤さんをはじめプロの声楽家、琴奏者の計4人が特別出演。県合唱連盟(谷千鶴子理事長)の合唱団も参加する。

 国連合唱団はことし設立65周年を迎える。記念事業として、二つの被爆地と第2次世界大戦で日本唯一の地上戦があった沖縄での巡回公演を決めた。

 広島市内の文化団体などでつくる公演サポート実行委員会(原田康夫委員長)はコンサート前日の5月19日、安佐南区の祇園西公民館で地元児童との交流イベントも企画する。

 入場料1500円(前売り千円)。谷理事長Tel082(230)2937。(田中美千子)

(2012年4月4日朝刊掲載)

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