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海外の若者と平和の道討議 広島で8月フォーラム 県、中高生ら参加募る

 広島県は8月21~24日、県内と海外の若者が平和について討議する「ひろしまジュニア国際フォーラム」を広島市中区の広島国際会議場などで開く。国際的な相互理解を深め、平和構築に貢献する人材を育てるのが狙い。県内の中高生たち40人を募っている。

 フォーラムは、県が友好提携を結ぶメキシコ・グアナファト州、県人会のあるブラジル、県への留学生が多いベトナムや韓国、インドネシアなど計20カ国・地域から中学生か高校生を1人ずつ招く。県内の大学などに通う留学生20人の参加も予定し、総勢80人の若者が被爆地で交流する。

 初日の21日に原爆資料館を見学し、原爆慰霊碑に献花して、被爆者の体験を聞く。続いて「平和な世界の実現に向け私たちができること」をテーマにグループ討議に入る。23日まで続け、核兵器廃絶などへの決意を盛り込んだ「広島宣言」を発表する。24日は、県内の高校や宮島の訪問を予定する。

 募集する40人は13~18歳程度で、英語で議論できる人が対象。無料。6月20日までに、申込書を郵送や電子メールで県国際課に提出する。書類審査と面接を経て7月上旬に結果を知らせる。同課Tel082(513)2361。(松本恭治)

(2016年6月1日朝刊掲載)

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