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島根原発1号機 島根県議会委が視察 中電の廃炉計画 事前了解議論へ

 島根県議会総務委員会(山根成二委員長、9人)は31日、中国電力島根原発1号機(松江市鹿島町)を視察した。中電が、1号機の廃炉工程を示す廃止措置計画申請の事前了解を県と同市に求めているのを受け、現地を確認した。

 委員6人と、委員外の県議7人が参加。原発敷地内の免震重要棟内で、2045年度までの作業終了とした計画の概要を聞いた。計画で29年度までに敷地外へ搬出するとしている使用済み核燃料722体がある1号機の燃料プールや、核燃料の搬出入口も見た。

 視察後、山根委員長は「搬出先の青森県六ケ所村の施設がきちんと稼働するかが最大の問題」と話した。総務委員会は13日、原発関連の集中審議で事前了解について議論する見通し。

(2016年6月1日朝刊掲載)

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