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島根県・松江市 北朝鮮「衛星」に備え会議

 北朝鮮の長距離弾道ミサイル発射実験とみられる「衛星」打ち上げに備え、島根県と松江市は5日、それぞれ危機管理連絡会議を開いた。警戒態勢や情報伝達の方法などを確認した。

 県の会議には溝口善兵衛知事や各課長たち21人が出席。溝口知事は「日本海に多くの漁船が操業し、極めて憂慮すべき事態」と述べ、警戒を呼び掛けた。

 北朝鮮が発射を予告する12~16日、消防防災課の6、7人が午前5時から県庁で警戒する。政府が県や全19市町村などに緊急情報を伝える「Em―Net(エムネット)」の受信訓練などで情報伝達の徹底も図る。

 松江市も会議を開き、発射後に中国電力島根原子力発電所(同市鹿島町)へ施設の安全確認をするなどの対応を話し合った。(明知隼二、川上裕)

(2012年4月6日朝刊掲載)

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