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音楽通じ平和伝える 広響監督ら、知事を訪問 7・8月にコンサート オバマ氏訪問を力に

 広島市中区で7、8月にある「平和発信コンサート」に出演する広島交響楽団の秋山和慶音楽監督・常任指揮者たち5人が1日、広島県庁に湯崎英彦知事を訪ね、音楽を通じて平和や核廃絶のメッセージを伝える意気込みを語った。

 湯崎知事はオバマ米大統領の広島訪問に触れ、「停滞しつつあった核廃絶の機運が高まっている。平和のメッセージを世界に届けてください」と激励。秋山さんは「外国でもほとんどの人が広島を知っている。いい演奏をして発信したい」と応じた。

 平和発信コンサートは、県、市、広島商工会議所などでつくる実行委員会主催の三つのコンサートで構成。収益金は平和貢献や文化芸術活動支援に使う。広島交響楽団は、7月23日午後3時から広島文化学園HBGホールであるクラシックコンサートに出る。

 実行委はクラシックコンサートと地元アーティストコンサート(8月20日、県民文化センター)のチケットを販売中。もう一つのレクイエムコンサート(同22日、原爆ドーム前)は無料。実行委事務局の県文化芸術課Tel082(223)6311。(根石大輔)

(2016年6月2日朝刊掲載)

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