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オバマ氏訪問 首相らに謝意 広島知事・市長ら

 広島県の湯崎英彦知事と広島市の松井一実市長、広島商工会議所の深山英樹会頭は2日、安倍晋三首相、岸田文雄外相とそれぞれ面会し、オバマ米大統領の広島訪問の成功に謝意を伝えた。核兵器廃絶へ、今後もリーダーシップを発揮することも求めた。

 面会は首相官邸と外務省であり、いずれも非公開。松井市長は終了後、核兵器のない世界に向けて「核兵器保有国と非保有国の橋渡しをし、しっかりと引っ張っていってくださいとお願いした」と話した。

 安倍首相からは、オバマ氏が原爆資料館で展示に見入っていた様子や、米国に戻る機中から「広島の皆さんの歓迎がうれしかった」とメッセージが寄せられたことなどを聞いたという。

 湯崎知事は「一つのターニングポイントになった。核兵器廃絶に向けた取り組みを着実に進めていく」と力を込めた。3人はこの日、東京都港区の在日米国大使館も訪ね、首席公使たちに謝意を伝えた。

(2016年6月3日朝刊掲載)

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