ニュース

　島根県内で安全保障関連法廃止の署名活動を続ける「安保関連法（戦争法）の廃止を求めるしまね総がかり行動実行委員会」は５日、県民集会を松江市で開いた。目標に掲げる２０万人を６月中に達成することを確認した。

　主催者発表で約千人が参加した。フォトジャーナリストの志葉玲さん（４０）が基調講演。ガザ地区やイラクでの戦場取材の経験を基に「無差別攻撃や捕虜虐待が戦争の実態。こうしたことを日本が支援していいのか」と指摘。「集団的自衛権など必要ない。国民はもっと憤り、怒るべきだ」と訴えた。

　その後、同実行委が１月の活動開始から５月下旬までの署名数を約１２万人と報告。６月中の目標達成や、参院選では安保法に反対する立候補予定者の勝利を目指すとした集会アピールを採択した。（秋吉正哉）

（２０１６年６月６日朝刊掲載）