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平和願う合唱組曲 完成 広島ジュニアコーラス 定演で披露

 広島市の小中高生でつくる合唱団「広島ジュニアコーラス」が平和などをテーマに作詞したオリジナル組曲が完成した。5日、中区のJMSアステールプラザであった定期演奏会で初めて披露した。

 「歌 それは平和」「春になると」など全5曲から成る。団員23人が女声コーラスグループのメンバーとともにハーモニーを響かせると、会場の約800人が大きな拍手を送った。

 「けんかをするけれど すぐになかなおりできる」と歌う「ともだちのうた」を作詞した、原南小4年の杉村優菜さん(9)=安佐南区=は「友達とずっと一緒にいたいという気持ちを歌った」と笑顔だった。

 歌詞は、団員が2015年の被爆70年を前に合宿を開くなどして練り上げた。曲を付けた東京在住の作曲家新実徳英さん(68)は「音楽を通して平和に貢献したいという思いを込めた」と満足そうに話した。(永山啓一)

(2016年6月6日朝刊掲載)

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