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軍港の歴史 手携えPR 呉など4市、協議会設立

 明治時代に海軍鎮守府が置かれたまちとして日本遺産に認定された呉市など旧軍港4市と関係団体は7日、連携して観光PRをする旧軍港市日本遺産活用推進協議会の設立総会を東京都内で開いた。ガイドブック発行や首都圏でのイベント開催を通じて各地の魅力を発信する。

 呉市、神奈川県横須賀市、京都府舞鶴市、長崎県佐世保市の4市をはじめ、各市の商工会議所や観光協会など計13団体で構成する。非公開の歴史遺産を4市で一斉に一般公開する試みなども計画している。

 総会には関係者約100人が出席。会長に就いた舞鶴市の多々見良三市長は「外国人や首都圏の皆さんに4市の成り立ちを分かりやすく伝えたい」とあいさつ。登壇した呉市の小村和年市長は「4市が協力して遺産をしっかり活用していく」と述べた。(清水大慈)

(2016年6月8日朝刊掲載)

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