×

ニュース

オバマ氏折り鶴と祈る夏 広島の原爆資料館 あすから公開

 オバマ米大統領が広島市を訪れた際に残した折り鶴4羽が、9日から原爆資料館(中区)で公開される。資料館の芳名録に記帳したメッセージも一緒に並べられる。8月31日まで。

 オバマ氏が折ったという4羽はいずれも和柄の紙を使い、10センチほどの大きさ。メッセージは英語で「平和を広め核兵器のない世界を追求する勇気を持ちましょう」などと記す。これらを一つのガラスケースに収め、見学コース最後の本館出口付近に展示する。

 オバマ氏は先月27日、現職米大統領として初めて広島を訪問。資料館では被爆10年後に白血病のため12歳で亡くなった佐々木禎子さんの折り鶴を見学後、市内の小中学生2人に1羽ずつ手渡した。もう2羽はメッセージに添えた。

 入館料が必要。大学生以上の大人200円、高校生と65歳以上は100円。中学生以下は無料。午前8時半~午後6時(8月は午後7時)。(水川恭輔)

(2016年6月8日朝刊掲載)

年別アーカイブ