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「早く実現」 画期的と評価 オバマ米大統領の被爆地訪問 広島市課長経験の村岡山口知事

 山口県の村岡嗣政知事は7日の記者会見で、オバマ米大統領が5月27日に現職として初めて被爆地広島を訪問したことについて「こんなに早く実現し、画期的ですばらしい。核兵器のない世界に向け、継続的な取り組みにつながるよう願っている」と述べた。

 村岡知事は2002年から約3年間、広島市財政課長を務めた。「当時の秋葉忠利市長は大統領訪問の実現を強く訴えていたが、夢のまた夢みたいな話だった。すぐには実現できないというのが、私も含めて大方の印象だった」と振り返った。

 オバマ氏は広島市中区の平和記念公園で「核を貯蔵する国々は、核兵器のない世界を追求する勇気を持たねばならない」と演説した。村岡知事は「広島でメッセージを発したことは、第1ステップとして大きな前進。具体的な取り組みにつなげていくことが重要になる」と評価した。(村田拓也)

(2016年6月8日朝刊掲載)

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