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島根原発1号機 松江市長が視察

 島根県松江市の松浦正敬市長は10日、中国電力島根原発1号機(同市鹿島町)を視察した。中電が、1号機の廃炉工程を示した廃止措置計画の国への提出について、県と同市に事前了解を求めているため、現地を確認した。

 松浦市長の1号機視察は初めて。吉山治、能海広明両副市長らも同行し、原発敷地内の免震重要棟内で、1号機の現状や使用済み核燃料の搬出方法などについて説明を受けた。

 1号機の建屋内では、中電の迫谷章副社長らの案内で、2029年度までに敷地外へ搬出するとしている使用済み核燃料722体がある燃料プールや、運転中には入ることができない原子炉格納容器内などを回った。

 終了後、松浦市長は「最も注意しなければならない燃料プールを見ることができ、考えが整理できた」と話した。今後、議会の意見を聞き事前了解について判断する。

(2016年6月11日朝刊掲載)

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