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平和受け継ぐ 小6決意 広島市南区で「こどもピースサミット」

 広島市内の小学6年生が平和への思いを発表する「こどもピースサミット」(市教委主催)が11日、南区の区民文化センターであった。8月6日の平和記念式典で「平和への誓い」を読み上げる大賞2人が決まった。

 応募1万622点から事前審査で選ばれた20人が児童や保護者約400人の前で発表した。祖父母の被爆体験を聞いたり、学校の平和学習で感じたりしたことを1人5分程度ずつ語った。

 大賞は、亀山小の青木優太君(12)と竹屋小の中奥垂穂さん(11)。青木君は、被爆者の高齢化が進む現状に触れ「記憶を風化させず、若い僕たちが平和を受け継いでいく」。中奥さんは慰霊祭に参列した経験を振り返り「被爆地の子どもとして、戦争に大義はないと伝える使命がある」と訴えた。

 発表者20人は25日に集まり、「平和への誓い」の文案を考える。(栾暁雨)

(2016年6月12日朝刊掲載)

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