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伊方原発再稼働 反対表明を要請 広島知事に市民団体

 四国電力が7月下旬に再稼働する方針の伊方原発3号機(愛媛県伊方町)を巡り、広島県内の市民グループ2団体が13日、再稼働に反対を表明するよう同県の湯崎英彦知事に求める要請書を、県に提出した。

 「上関原発止めよう!広島ネットワーク」と「さよなら原発ヒロシマの会」の10人が県庁を訪ね、商工労働総務課の土井卓己課長に手渡した。要請書によると、事故が起きれば、対岸にある広島県にも被害が及び、さらに愛媛県からの避難者の受け入れ態勢も整っていないとしている。

 土井課長は、要請を湯崎知事に伝えるとした上で「安全性の確保、電力の安定供給を総合的に考えるのが国。国がしっかりと判断するべきもの」と応じた。

(2016年6月14日朝刊掲載)

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