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ボスニアの子ら幸せな家族描く 広島市南区で作品展

 二十数年前に民族紛争があったボスニア・ヘルツェゴビナの子どもたちが描いた絵の作品展が、広島市南区の市留学生会館で開かれている=写真。17日まで。無料。

 ボスニア紛争後の2002年から現地に桜の植樹活動を支援する市民団体イピル・イピルの会(東京)の呼び掛けに応じた7~15歳の子どもが描いた40点を展示した。テーマは「幸せな家族」。仲が良さそうに桜の木の前に並ぶ家族や「幸せ」「愛」と日本語をあしらった作品などが並ぶ。

 同会は14年から毎年、首都サラエボで絵画コンテストを開催し、日本でも展示している。同会の伊藤登志子代表(71)は「平和があってこそ、家族と幸せに暮らせることを絵から感じ取ってほしい」と話している。

(2016年6月15日朝刊掲載)

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