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免許の延長申請取り下げを要請 上関原発埋め立て 山口県3団体

 中国電力上関原発(山口県上関町)の建設計画に反対する山口県内の3団体が20日、広島市中区の中電本社を訪れ、建設に必要な公有水面埋め立て免許の延長申請を取り下げるよう申し入れた。

 上関の自然を守る会の高島美登里代表が、申し入れ書を広報部門の担当者に手渡し「海域の環境調査が不十分」などと訴えた。中電側は「上関が重要な電源であることに変わりない。取り下げは考えていない」と述べ、今後も環境調査を続けて住民の理解を得るとした。

 延長申請を巡っては、山口県が中電に7度目の補足説明を求めている。中電は回答期限の22日、二酸化炭素(CO2)の排出削減などの観点から上関原発の建設が必要とする回答書を送る方針。

(2016年6月21日朝刊掲載)

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