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秋葉前広島市長を派遣 原水禁 タヒチで集会や懇談 27日から

 原水禁国民会議は、フランスが南太平洋ポリネシアで実施した初の核実験から来月2日で50年になるのに合わせ、広島県原水禁代表委員の秋葉忠利・前広島市長を中心都市のタヒチ島パペーテへ派遣する。

 フランスは1966~96年、仏領ポリネシアのムルロア環礁とファンガタウファ環礁で計190回以上の核実験を実施。周辺の島でも白血病や甲状腺がんを発症した例が多いとされる。秋葉氏は、今月27日から8日間の日程で現地を訪問。被害者団体の要請で核問題をテーマにした市民集会や国際会議に出席するほか、地元の行政関係者と懇談する。

 原水禁は、兵庫医科大講師で原発事故の被災者支援を続ける振津かつみ医師も同日程で現地へ派遣する。(田中美千子)

(2016年6月25日朝刊掲載)

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