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広島発 漫画への思い 比治山大で3日 公開対談 かわぐちかいじさん・こうの史代さん

 漫画家で尾道市出身かわぐちかいじさん(67)=写真上=と広島市西区出身こうの史代さん(47)=同下=の公開対談が7月3日、比治山大(広島市東区)である。同大短期大学部美術科が、同日のオープンキャンパスに合わせて企画した。

 かわぐちさんは明治大在学中にデビュー。原子力潜水艦を題材にした「沈黙の艦隊」や、現在、漫画誌に連載中の「空母いぶき」など多くの話題作を手掛ける。こうのさんは、被爆者をテーマにした「夕凪の街 桜の国」や、10月にアニメ映画が公開される「この世界の片隅に」の作者で、2012年に同科の客員教授に就任している。

 2人はデビューのきっかけや漫画家の実生活、作品に込めた思いなどを語り合う。同科マンガ・キャラクターコースの久保直子講師は「ともに広島出身で広島に関わる漫画を描かれてきた。その思いにも触れることができるのでは」と話している。

 対談は午後3時~4時半。無料。事前申し込みは不要で先着100人。同科Tel082(229)8958。(石井雄一)

(2016年6月27日朝刊掲載)

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