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「ジャーナリズム論」開講 広島大と本社

 広島大と中国新聞社の提携講座「現代ジャーナリズム論」の記者による講義が19日、東広島市鏡山のキャンパスで始まった。中国新聞社の記者たちによるリレー講義で、この日は北村浩司総合編集本部長が中国新聞の編集方針を話した。

 2~4年の98人が受講した。北村本部長は解説や評論、読者との意見交換に力を入れていると説明した。

 東日本大震災で発生したがれきの処理問題について、読者の意見を掲載した上で社説に取り上げたことに触れ「幅広い意見を聞いた上で中国新聞としての思いを書いた」と述べた。

 昨年度から取り組む「フクシマとヒロシマ」「再考自治」などの連載企画も紹介し、取材の背景も説明した。

 講義は7月19日までで、地方自治や平和報道、スポーツなどの分野で中国新聞社と中国放送の記者が講師を務める。文章の書き方を指導する講義もある。

 広島大と中国新聞社は2007年に包括的連携協定を結び、08年から毎年講座を開いている。(山田祐)


<日程>   <テーマ>
4月26日  スポーツ取材の現場
5月10日  犯罪・司法報道
   17日  原稿執筆
   24日  経済報道
   31日  テレビ報道の特質
6月 7日  地域と文化
   14日  地方自治
   21日  多メディア対応
   28日  東日本大震災
7月 5日  平和報道
   12日  社説・コラム
   19日  支局記者の1日

(2012年4月20日朝刊掲載)

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