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上関住民50人が抗議 中電本社前 原発建設撤回訴え

 中国電力が山口県上関町で計画する原発建設に反対する同町の住民たち約50人が28日、株主総会があった広島市中区の中電本社前で座り込みをした。凍結状態が5年余り続いている原発計画の白紙撤回を訴えた。

 建設予定地の約4キロ沖にあり、大半が反対派の同町祝島からは約40人が貸し切りバスで到着。株主や社員が出入りする本社の出入り口付近にのぼりを掲げて陣取り、「原発反対」などと声を上げて抗議した。

 上関原発を建てさせない祝島島民の会の清水敏保代表(61)は「きれいな海を守りたい一心。撤回されるまで頑張る」と話していた。(井上龍太郎)

(2016年6月29日朝刊掲載)

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