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呉の戦没者 800人が悼む 遺族ら合同慰霊式

 広島県呉市の戦没者や呉空襲犠牲者たちの合同慰霊式が30日、市文化ホールであった。遺族や知人たち約800人が冥福を祈った。

 式典では、日中戦争以降に地元や戦地で亡くなった約1万7千人をしのんだ。市遺族連合会の増原尋美会長(80)は「戦争の深い反省を風化させず、正しく継承します」と追悼の辞を述べた。小村和年市長は「平和で心豊かに暮らせる呉市を目指します」と祭壇に語り掛けた。

 呉高の1年生160人も参列。生徒を代表して川本桃花さん(15)は「呉空襲の犠牲者の思いを語り継ぎます」と誓った。その後、参列者は祭壇に花を手向け、手を合わせていた。(見田崇志)

(2016年7月1日朝刊掲載)

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