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　公益財団法人ヒロシマ平和創造基金（理事長・岡谷義則中国新聞社社長）は４日、被爆体験の継承や発信、国際交流などの活動を支援する「ヒロシマピースグラント２０１６」の助成対象に、１１団体と２個人を選んだと発表した。総額は２２０万円。

　助成を受ける団体・個人は、インドと広島の若者の交流、原爆詩の朗読会、原爆開発の地である米ニューメキシコ州ロスアラモスでの映画上映やトークイベントの開催などを計画している。

　ピースグラントは、広島国際文化財団が被爆半世紀の１９９５年に創設。２０１３年から同基金が引き継いだ。通算２２回目の今回は、広島や山口両県と東京都、カナダから３８団体・個人から応募があった。

　助成先は次の通り。（かっこ内は所在地、代表者＝敬称略）

　【団体】ヒロシマ「」継ぐ展実行委員会（東京都武蔵野市、久保田涼子）▽インドチャイ倶楽部（くらぶ）ひろしま（東広島市、ジェームス・ジョーセフ）▽四国五郎追悼の会（広島市中区、池田正彦）▽リンガヒロシマ（呉市、中村朋子）▽被爆体験研究会（南区、菊楽忍）▽旧被服支廠の保全を考える懇談会（呉市、中西巌）▽ヒロシマ・フィールドワーク実行委員会（南区、中川幹朗）▽「平和の鐘」響け再び実行委員会（佐伯区、高東博視）▽ＮＰＯ法人ＡＲＴ　Ｐｅａｃｅ（西区、田中一夫）▽２０００＋７平和（安佐南区、柴田幸子）▽広島県生活協同組合連合会（中区、岡村信秀）

　【個人】竹内良男（東京都立川市）▽好村幸（カナダ）

（２０１６年７月５日朝刊掲載）