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核廃絶署名 協力訴え 盈進中・高で全校集会 福山

 福山市千田町の盈進中・高は5日、核兵器廃絶の署名への協力を求める全校集会を同校で開いた。5月のオバマ米大統領の広島訪問時、広島市中区の平和記念公園に参列した同高2年の作原愛理さん(17)の報告もあった。

 ヒューマンライツ部員たち約35人が生徒約1200人に、核兵器の非人道性を訴え、署名への協力を呼び掛けた。同部員の作原さんは外務省の招待で、被爆者と大統領の対面を見守った。「71年間の被爆者たちの命懸けの運動があったから実現した。涙が出そうだった」と振り返った。

 同校は2008年から広島女学院中・高(広島市中区)などと署名活動をしている。23日にはJR福山駅前で活動する。同部の高橋和(あい)部長(16)は「被爆者が今も苦しみ、核兵器廃絶を願っていることを伝えたい」と話していた。(高本友子)

(2016年7月6日朝刊掲載)

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