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ボスニアの子 ヒロシマ学ぶ 小中生3人、原爆資料館訪問

 二十数年前に民族紛争があったボスニア・ヘルツェゴビナの小中学生3人が5日、広島市中区の原爆資料館を見学した。

 被爆前後の広島市街地の変貌ぶりを紹介する模型や、黒焦げになった三輪車などの遺品に見入った。白血病により12歳で亡くなり「原爆の子の像」のモデルになった佐々木禎子さんの写真の前で足を止めたジェイラ・スバシッチさん(13)は「被爆地を訪ね、自分の目と耳で見聞きすると感情に響く」と話していた。

 同国の首都サラエボで2002年に桜の植樹活動を始め、14年から子どもの絵画コンテストを開いている東京の市民団体「イピル・イピルの会」が、コンテストの入賞者を招いた。(橋原芽生)

(2016年7月7日セレクト掲載)

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