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平和公園に被爆者送迎 広島県タクシー協広島支部が奉仕

 広島県タクシー協会広島支部(広島市西区、64社)は8日、安佐北区の原爆養護ホーム「倉掛のぞみ園」で暮らす被爆者20人を平和記念公園(中区)に送迎するボランティアをした。「タクシーの日」(8月5日)を前にした取り組みで16回目。

 20人は73~95歳。ホームヘルパー2級以上の資格を持つ運転手10人がそれぞれタクシーで迎えに行った。雨の中、かっぱを着た被爆者の代表2人の車いすを押して原爆慰霊碑に進み、献花を手助けした。他の参加者は原爆資料館本館下で手を合わせた。

 代表の一人、赤木ヤチヨさん(93)は「運転手さんがとても親切だった。みんなが安らかに眠れるよう祈った」とほほ笑んだ。(益田里穂)

(2016年7月9日朝刊掲載)

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