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カンボジアの子ども活写 広島市安佐南区 学生グループが展示

 内戦からの復興途上にあるカンボジアの子どもの日常を紹介する写真展が、広島市安佐南区のイオンモール広島祇園で開かれている。2008年から支援活動を続ける広島経済大(安佐南区)の学生グループ「カンボジア国際交流プロジェクト」のメンバーが撮影した約180点を展示する。17日まで。無料。

 学生による手洗いや歯磨きの衛生指導、同プロジェクトが11年に作った日本の戦後復興の過程を紹介する副読本を使う授業など、カンボジアの学校生活を伝える。

 1970年代の内戦やポル・ポト政権による知識人虐殺の影響が尾を引く同国の支援に取り組むメンバーは62人。現地を2度訪ねた2年菅原莉奈さん(19)=同区=は「厳しい教育環境の下、学ぶことに必死な子どもたちがいると知ってほしい」と呼び掛けている。(橋原芽生)

(2016年7月15日朝刊掲載)

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