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鳥取県が来月 内部被曝検査 福島の避難者に

 鳥取県の平井伸治知事は27日の記者会見で、県が福島第1原発事故による福島県内からの避難者を対象に、内部被曝(ひばく)検査を実施すると明らかにした。県外での検査は広島、長崎、新潟に続き4県目という。

 内部被曝量を測る検査装置(ホールボディーカウンター)を搭載した鳥取県所有の移動式放射能測定車を活用。5月25日~6月10日に鳥取、米子、倉吉の3市で希望者に実施する。4月2日現在、福島県から鳥取県には54世帯、127人が避難している。

 測定車は、昨年6月から福島県に3カ月間貸し出した。検査が難しい子どもの希望者があれば、既に広島大病院(広島市南区)で実施できるように鳥取県が調整している。

 広島大病院は、中国電力島根原子力発電所(松江市鹿島町)で事故が発生した場合、入院患者の治療に当たる3次被曝医療機関。

(2012年4月28日朝刊掲載)

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