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NIE オバマ氏訪問 読んで主張 広大付三原中

 オバマ米大統領の広島訪問をテーマにしたNIE(教育に新聞を)授業が14日、三原市の広島大付属三原中であった。2年81人が紙面を参考に、訪問に関する自らの主張を文書にまとめた。

 生徒はグループに分かれ、見出しと写真を付けて主張を発表。核攻撃を指令する通信機器が入ったかばんが持ち込まれていた可能性に触れ、「核兵器廃絶の道に矛盾する」などと訴えた。平和への一歩といった意見もあった。

 広島大大学院教育学研究科の小原友行教授と院生が企画。生徒はこの日までの3時間の授業で、国内の地方紙や全国紙、米国や中国などの計10紙の1面を読み比べた。

 難波遥さん(13)は「同じ出来事を伝える記事でも、内容に大きな差があった。広い視野を持つことを大事にしたい」と話した。(山本庸平)

(2016年7月15日朝刊掲載)

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