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　島根県松江市鹿島町の各種団体でつくる鹿島地域協議会は２７日、市鹿島支所で会合を開き、中国電力から島根原子力発電所（同市鹿島町）の運転状況や津波対策などの説明を受けた。

　協議会の委員１８人のほか、中電や経済産業省原子力安全・保安院の担当者や松江市職員が出席。中電は３号機について、主な建設工事を終えたものの、運転開始時期が未定となっていることなどを説明した。

　「安全性を確認した原発から稼働させるべきだ」と述べる委員もいたが「国のエネルギー政策がはっきりせず、原発の稼働に協力すべきか分からない」と慎重な意見も出た。

　同協議会で中電が説明するのは昨年９月以来。この日、鹿島町に隣接する島根町の島根地域協議会も同様の説明を受けた。（川上裕）

（２０１２年４月２８日朝刊掲載）