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1号機廃炉計画 厳格な審査要請 規制委に島根知事

 島根県の溝口善兵衛知事は15日、原子力規制委員会を訪れ、中国電力が島根原発1号機(松江市)の廃炉工程を示した「廃止措置計画」を、厳格に審査するよう要請した。

 溝口知事は、規制委事務局である原子力規制庁の清水康弘長官と面会した。中電が今月4日に申請した廃止措置計画について「住民の安全確保の観点から厳格に審査を」と求め、廃炉作業で発生する放射性廃棄物の管理や処分が適切に行われるよう要請した。

 審査結果について、原発が立地する島根県と松江市に加え、周辺自治体にも丁寧に説明するよう訴えた。

 溝口知事は続いて、内閣府に丸川珠代原子力防災担当相も訪ねた。事故が起きた際に「迅速かつ安全に避難できるような対策を、国が前面に立って調整、支援してほしい」との要請書を手渡した。

(2016年7月16日朝刊掲載)

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