×

ニュース

8・6の記憶 継承決意 オバマ氏の折り鶴受け取った中島小・矢野君 原爆資料館 同級生と見学

 オバマ米大統領から折り鶴を受け取った中島小(広島市中区)6年の矢野将惇(まさとし)君(12)と同級生計50人が15日、平和学習で原爆資料館(同)を訪れた。オバマ氏の折り鶴や遺品を見学。「核兵器なき世界」へ8月6日の記憶を受け継ぐ決意を強めた。

 5月27日に同館を訪問したオバマ氏から折り鶴を手渡された子ども2人のうち、1人が矢野君。通常の見学ルートを経て展示コーナーに着くと、青い和柄の折り鶴を「あれ」と指さし、同級生たちも目を向けていた。芳名録のメッセージも一緒に読んだ。

 矢野君は「オバマさんの平和の思いをあらためて感じた。僕らも平和のために何ができるか考えたい」と話した。

 資料館見学はオバマ氏訪問を受け、児童、教諭、保護者が連携するPTC活動の一環で企画した。(水川恭輔)

(2016年7月16日朝刊掲載)

年別アーカイブ