江田島中生、沖縄戦学ぶ 広経大生4人が出前授業
16年7月19日
広島経済大(広島市安佐南区)の岡本貞雄教授(宗教学)のゼミ生4人が15日、江田島市の江田島中で太平洋戦争末期の沖縄戦について教える出前授業をした。同中の3年生47人が学んだ。
同大3年の渡辺優気さん(20)が沖縄県で聞いた元白梅学徒隊の女性の証言を紹介した。傷病兵を救えず、友人も亡くした体験を悔やみ、「生きていて申し訳ない」と語る姿を映像とともに伝えた。
「平和と命を見つめるきっかけにしてほしい」。渡辺さんの呼び掛けに、同中3年の二村光太郎さん(14)は「沖縄の人のつらい体験は知らなかった。もっと理解して伝え続けたい」と話していた。
岡本教授のゼミは2007年から、沖縄戦の実態に触れる調査をしている。同中がゼミの活動を知り招いた。(見田崇志)
(2016年7月16日朝刊掲載)
同大3年の渡辺優気さん(20)が沖縄県で聞いた元白梅学徒隊の女性の証言を紹介した。傷病兵を救えず、友人も亡くした体験を悔やみ、「生きていて申し訳ない」と語る姿を映像とともに伝えた。
「平和と命を見つめるきっかけにしてほしい」。渡辺さんの呼び掛けに、同中3年の二村光太郎さん(14)は「沖縄の人のつらい体験は知らなかった。もっと理解して伝え続けたい」と話していた。
岡本教授のゼミは2007年から、沖縄戦の実態に触れる調査をしている。同中がゼミの活動を知り招いた。(見田崇志)
(2016年7月16日朝刊掲載)