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広島大の留学生が追悼 バングラテロ 東広島で集会

 バングラデシュ飲食店襲撃テロで犠牲になった日本人に哀悼の意を表すため、広島大(東広島市)のバングラデシュ人の教員や留学生たちが15日、東広島キャンパスで集会を開いた。

 同国の他、マレーシア、中国などからの留学生、さらに日本人学生も加わり、約30人が総合科学部棟の近くに立った。拡声器で「テロ行為を強く非難します。全ての犠牲者、特に日本人の魂に祈りをささげます」と約40分間、訴えた。それぞれ手には「平和な世界を望みます」「永遠の友達」「ソーリー」などと書いた紙を持ち、アピールした。

 広島県内のバングラデシュ人のグループが呼び掛けた。とりまとめ役で2008年から広島大で研究を続けているハサン・マハムドゥルさん(34)は「今回のテロに、みんな悲しい気持ちを持っている。平和のために行動を起こそうと思った」と話していた。(新本恭子)

(2016年7月16日朝刊掲載)

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