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広島訪問を受けオバマ氏へ手紙 被爆二世の会 山口

 5月のオバマ米大統領の広島訪問を受け、山口県内の被爆2世たちでつくる被爆二世の会(山口市)は17日、訪問を評価する一方、核兵器廃絶に向けた米国の取り組みや、原爆投下への謝罪を求める手紙をオバマ大統領へ送ったと発表した。

 手紙は訪問について「大きな意義を認めます」とした上で、訪問を米国の核兵器廃絶に向けたスタートとし、核兵器禁止条約を作るため国連の核軍縮作業部会に参加するよう求める。さらに「『原爆投下は過ちであった』と謝罪されることを心より望みます」としている。

 14日付で、15日にホワイトハウスへ郵送した。同会の寺中正樹代表(54)は「訪問が核廃絶に向けた米国の出発点となるようにとの願いが大統領に伝わってほしい」と話している。

(2016年7月18日朝刊掲載)

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