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資料が物語る原爆 大和ミュージアムで展示

 「原爆と戦争展」が30日、呉市宝町の大和ミュージアム4階で始まった。

 全身が焼けただれたり、ガラス片が刺さったりした被爆者の写真入りパネル資料や、被爆瓦など約300点を展示。日中戦争や、呉市の動員学徒、空襲についての写真や資料も並ぶ。

 東京電力福島第1原発事故についてのコーナーもあり、立ち退きを余儀なくされた農家の人のコメントなどを紹介している。

 家族と訪れた愛媛県大洲市の帝京冨士中1年坂浦由弥君(12)は「原爆の被害がこんなにひどいとは知らなかった。戦争は起こしてはいけない」と見入っていた。

 被爆者たちでつくる「原爆展を成功させる広島の会」と「呉市傷痍(しょうい)軍人会」の主催。5日まで、無料。(小林可奈)

(2012年5月1日朝刊掲載)

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