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憲法と原発考える集会 山口

 施行から65年の節目を迎えた日本国憲法を考える集いが憲法記念日の3日、県内各地であった。

 山口市の市民会館では、県教職員組合など9団体でつくる実行委員会が「憲法を守る山口集会」を開いた。市民たち約150人が集った。

 集会では2006年、石川県の志賀原発について、運転差し止めを命じる判決を言い渡した元金沢地裁裁判長で弁護士の井戸謙一さん(58)が「原発とどう向きあうか」をテーマに講演。福島第1原発事故の被害実態などを説明し、「事故は憲法が定める基本的人権を明らかに侵害している。原発は憲法に違反する存在」と説いた。

 参加者は「憲法をいかして、原発のない、いのちとくらしとふるさとが輝く未来をつくろう」との集会アピールを採択した。

(2012年5月4日朝刊掲載)

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